第50回海外日系人大会
Posted on 19. Oct, 2009 by naomi in *日本語*, Featured, 留学生活動
先日、第50回海外日系人大会が行われました。今回で2度目の参加となりましたが、今年の大会は非常に興味深い点が何個かありました。
日本語教育機関の活用と強化という話題が今年も出ましたが、これについて二宮正人先生が重要な点を挙げました。それは、日本語を覚えるメリットのことでした。日系人にとって日本語を話せるからと言っていい職に就けるわけでもなく、日本語を知っているからと言って給料が高くなるわけでもないことが現在の若い日系人の日本語への興味を失う理由だと言いました。
実際私もブラジルにいた時、日本語より英語やドイツ語、フランス語などの五ヶ国語を知っている人達のほうが有利である場合がありました。
二宮先生が示唆した通り、若い世代の日系人は自分が社会人として生きていくのに何がメリットになるかを選択するのではないでしょうか。
それに対して、反論の意見が出ました。それは、日本語を学ぶことで道徳や武士道も学べるのではないかという意見が出ましたが、正直な話し、日本語を知っているからと言って道徳や武士道は身につかないと思います。もしそうだとしたら、日本には犯罪者や悪いことをする人達はいないはずです。
確かに、日本語は我々日系人にとって祖先のルーツを知るための貴重な言語でなくてはなりません。しかし、実際、日本とのつながりが全くない外国人でも日本語を日本人以上に話せる人達も数多くいます。それは、やはり、覚える本人の意思と興味、そして、それに対してのメリットではないのでしょうか。
私は日本語とポルトガル語の他ドイツ語をブラジルのサンパウロ州にあるGoethe Institut と言う学校で勉強しました。この学校は、何人であろうが、国籍を問わず、ドイツ語を勉強したくても、授業料が払えない人達に対し、学校側は奨学金をあげます。そして、ドイツへ留学するのに多数の奨学金も与え、ドイツ人の家系を全く持っていない人達にも奨学金のチャンスを与えます。それはドイツの文化や言語をもっと諸外国の人達にも知ってほしいからだといわれました。

日系社会も日系人だけにこだわらず、日本語に関心を持つ人達全てに日本の文化、言語、歴史などを広めていくべきだと思います。いつまでも、日本を思う心を忘れずに移民を受け入れてくれた南米の人たちにも素晴らしい日本の心を伝えていくべきだと強く思います。松本アルベルト先生がプレゼンテーションで言っていましたが、何処へ居ようが、日系人は良き市民、そして正しい人間として、幅広い分野で活躍するべきだと言っていました。これが本当の日本の心だと思いました。
最後に、日本は資源が非常に少ない国です。これから生き延びていくには、資源の確保および、諸外国と上手く交流を深める必要があります。それに対し、我々日系人は日本と南米の重要な架け橋になりつつあると強く思います。
これからも、海外日系人大会などを通して日系社会の根本的な問題の一つである出稼ぎや出稼ぎの子供たちの教育問題なども積極的に話し合うべきだと思いました。
海外日系人大会では貴重な出会いや掛け替えのない体験ができるので、是非日本に留学中の皆さんも機会があれば参加して欲しいです。
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